- プレスリリース
〈ドラッグストア2019年9月のインバウンド消費調査〉 化粧品が過去最多!TOP30に16商品がランクイン
~インバウンド購買金額のマイナス幅は縮小傾向~
データマーケティングの株式会社True Data (トゥルーデータ/本社:東京都港区、代表取締役社長:米倉 裕之) は、全国ドラッグストアのPOSデータによる2019年9月のインバウンド消費動向調査を発表します。日本政府観光局(JNTO)の発表によると、9月の訪日外国人数は大型スポーツイベントの開催などで、欧米豪からの訪日が増えた影響などから、前年同月比5.2%増の227万3千人を記録しました。当社の調査によると、ドラッグストアにおける1店舗あたりのインバウンド消費購買金額は微減(前年同月比1.4%減)となりました。前月8月は前年同月比13.6%減だったのに対し、当月9月はマイナス幅が縮小しました。1レシートあたりの購買単価は15,615円で前年同月比2.1%増加したものの、1店舗あたりの購買件数が前年同月比3.4%減少したため、全体としてマイナスの結果となりました。
インバウンド消費の売上個数TOP30内には化粧品が過去最高の16商品ランクインしました。なかでも敏感肌用のブランド「キュレル」(花王)は、6商品がランクインしています。2017年はOTC医薬品と化粧品のランクイン数は拮抗していましたが、2018年以降は2019年4月を除きすべての月で化粧品のランクイン数が上回っています。
■ドラッグストアのインバウンド消費購買金額の推移 1店舗あたりの売上金額 (円)
■トップ30の1/5は化粧品「キュレル」
花王「キュレル」は乾燥性敏感肌用の化粧品ブランドです。インバウンド購買ランキング定番の「潤浸保湿フェイスクリーム」、「泡洗顔料」、「乳液」に加え、今月はさらに、「泡洗顔料 詰替」、「化粧水Ⅱ ノーマルな使用感」、「化粧水Ⅰ ライトな使用感」を加えた計6商品がランクインしました。インバウンド消費において化粧品の詰替商品がランクインするのは初めてのことです。アジアではすでに販売されていた「キュレル」は、グローバルでの展開をさらに強化するために、10月に英国と米国でフェイスケア商品を発売しました。今後、「キュレル」の認知が世界的に広がることにより、詰替商品の購入やシリーズ購入にも期待が持てそうです。
〈当調査におけるインバウンド消費の定義〉
全国のドラッグストアにおける店舗情報をベースに、「免税店登録店舗」「外国人観光客が多く集まる観光エリア」など複数の条件から「インバウンド店舗」を設計しています。その「インバウンド店舗」の購買情報をもとに、「1レシートあたりの購入金額が5,000円以上(免税対象)」の購入といった条件によってインバウンド消費を特定し、分析を実施しています。
■インバウンド消費 実売動向レポートについて
データマーケティングの株式会社True Dataが毎月月末に発行しているレポート。2016年6月に発売しました。2019年9月のデータを掲載した「インバウンド消費 実売動向レポート <ドラッグストア> vol.42」は、下記ホームページより、レポートの一部を無料でダウンロードいただけます。
https://www.truedata.co.jp/inbound/
価格:年間購読版 月額83,000円(税別)
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