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〈ドラッグストア2019年8月のインバウンド消費調査〉
訪日客数減少の8月、DgSのインバウンド消費も約14%減少
~さらに存在感高まる化粧品 食品の成分を配合したコスメが人気~

データマーケティングの株式会社True Data (トゥルーデータ/本社:東京都港区、代表取締役社長:米倉 裕之) は、全国ドラッグストアのPOSデータによる2019年8月のインバウンド消費動向調査を発表します。日本政府観光局(JNTO)の発表によると、8月の訪日外国人数は前年同月比2.2%減少し252万人で、台風被害による関西国際空港閉鎖があった2018年9月以来11か月ぶりに前年同月を下回りました。当社の調査によると、ドラッグストアにおける1店舗あたりのインバウンド消費購買金額は前年同月比13.6%減少しました。1レシートあたりの購買単価は15,643円で前年同月比4.1%増でしたが、1店舗あたりの購買件数は前年同月比17.1%減少したことが響いています。

ドラッグストアにおけるインバウンド消費が減少しているなかで、化粧品は売上個数TOP30内に15商品がランクインしました。特にパックのランクイン数は前月の8商品から1商品増え9商品となり、インバウンド消費における化粧品の存在感がさらに高まっています。TOP10内にランクインしているパックの「毛穴撫子 お米のスキンケア お米のマスク」(石澤研究所)や「ワフードメイド 酒粕パック」(pdc)は日本の伝統的な食品の成分を配合し、パッケージに表記するなど工夫しています。日本の文化が伝わる特徴的な商品を展開することで、訪日客の心を捉えているようです。

ドラッグストアのインバウンド消費購買金額の推移  1店舗あたりの売上金額 (円)

■こだわりの酒粕エキスを使ったパックがランキング上昇

2018年1月以降で最高順位の9位を記録した「ワフードメイド 酒粕パック」(pdc)は、オリジナルの酒粕エキスを配合した洗い流すタイプのパックです。中国で日本酒の人気が高まっていることや、中国の有名女優がSNSで動画を配信したことなどの影響で売れていると考えられます。ワフードメイドシリーズには、洗顔料や、化粧水、クリームがラインアップされています。パックとマスク以外は現在限られた店舗のみで販売されているため、今後販売店舗がひろがっていけば、訪日外国人によるシリーズ購入にも期待が持てます。

酒粕エキスをつかったパック

■〈全国〉2019年8月インバウンド消費売上個数ランキングTOP30

〈当調査におけるインバウンド消費の定義〉
全国のドラッグストアにおける店舗情報をベースに、「免税店登録店舗」「外国人観光客が多く集まる観光エリア」など複数の条件から「インバウンド店舗」を設計しています。その「インバウンド店舗」の購買情報をもとに、「1レシートあたりの購入金額が5,000円以上(免税対象)」の購入といった条件によってインバウンド消費を特定し、分析を実施しています。

インバウンド消費 実売動向レポートについて
データマーケティングの株式会社True Dataが毎月月末に発行しているレポート。2016年6月に発売がスタートしました。2019年8月のデータを掲載した「インバウンド消費 実売動向レポート <ドラッグストア> vol.41」は、下記ホームページより、レポートの一部を無料でダウンロードいただけます。https://www.truedata.co.jp/inbound/
価格:年間購読版 月額83,000円(税別)

<報道関係者様からのお問合せ先>
株式会社True Data  〒105-0012東京都港区芝大門1-10-11芝大門センタービル4階
広報課:西口・岡本 TEL:03-6430-0721/E-mail:pr@truedata.co.jp