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ビッグデータマーケティングの株式会社True Data（トゥルーデータ／本社：東京都港区、代表取締役社長：米倉 裕之) は、当社の統計データをもとに、ドラッグストア、食品スーパーマーケットにおける2020年10月の消費動向を発表します。ドラッグストア1店舗あたりの購買金額は、消費税増税直後の落ち込みがあった前年同月と比べ8.4％増加しました。食品スーパーマーケットは前年同月と比べ2.0%増加しました。感染症予防対策商品のほか、ドラッグストアでは「ボディローション」や「入浴剤」といった体をケアする商品が、食品スーパーマーケットでは「ビネガードリンク」や「蜂蜜」など健康を意識した商品が売り上げを伸ばしています。

■ドラッグストア
・全国ドラッグストアにおける2020年10月の1店舗あたりの購買金額は前年同月比8.4％増加しました。
・1店舗あたりのレシート枚数は前年同月比0.5％増加、1レシートあたりの購買金額は7.8％増加しました。
・感染症予防対策商品が引き続き売り上げを伸ばしており、「殺菌消毒（指定医薬部外品）」が前年同月の約5倍、「マスク」が約3倍、「ハンドソープ」が約1.6倍と伸長しています。
・「ボディローション・クリーム」、「入浴剤」がともに前年同月と比べ約4割売り上げを伸ばしています。保湿や入浴など体のケアに時間をかけるようになった様子がうかがえます。
・7位には衣類用の「漂白剤」がランクインしました。洗濯時に除菌効果を追加するため、使用する方が増えていると考えられます。
・在宅時間の増加により、食器洗いやトイレの使用回数が増えた影響か、「台所用洗剤」、「トイレ用芳香・消臭・防臭剤」が前年同月と比べ約3割売り上げを伸ばしています。

〈参考情報〉　「ボディローション・クリーム」、「入浴剤」の月次売上推移（ドラッグストア）
当社の購買データ分析ツール「ドルフィンアイ」で売り上げを月ごとに集計し、推移を調査しました。
「ボディローション・クリーム」、「入浴剤」は2020年4月以降、ほぼすべての月で前年同月を超えており、10月の売り上げは前年を大きく上回りました。

■食品スーパーマーケット
・全国食品スーパーマーケットにおける2020年10月の1店舗あたりの購買金額は、前年同月比2.0％増加しました。1店舗あたりのレシート枚数は前年同月比5.2％減少、1レシートあたりの購買金額は7.6％増加でした。買物の回数を減らして、まとめ買いをする傾向は続いています。
・「マスク」の売り上げは前年の約6倍と、食品スーパーでも需要が継続しています。
・3位に「玩具菓子」がランクインしました。話題のアニメーション「鬼滅の刃」のシールが付いたお菓子などが含まれています。
・健康意識の高まりからか、「ビネガードリンク」、「蜂蜜」が前年同月と比べ約3割売り上げを伸ばしています。
・「防虫剤」、「化粧石鹸」などの日用品もスーパーマーケットで購入金額が伸びており、ワンストップショッピング化が進んでいるようです。

〈参考情報〉　「ビネガードリンク」、「蜂蜜」の月次売上推移（食品スーパーマーケット）当社の購買データ分析ツール「ドルフィンアイ」で売り上げを月ごとに集計し、推移を調査しました。
「ビネガードリンク」、「蜂蜜」は2020年3月以降、前年と比べ売り上げを伸ばしています。

〈2020年10月の集計データについて〉
・数値…小数点以下第二位を四捨五入
・カテゴリ別伸び率ランキング…生鮮・惣菜カテゴリ及び、カテゴリ名に「その他」を含むものを除外し、1店舗あたり200個以上売れているカテゴリを集計
・全国ドラッグストア、食品スーパーマーケットのPOSデータをもとに統計化した購買データで集計しています。データには店舗・個人を特定する情報は含まれていません（データ抽出日：2020年11月17日）

〈カテゴリ売上月次推移データについて〉
単位…買物指数（レジ通過100万人あたりの購買金額）／月次　（データ抽出日：2020年11月24日）
「ドルフィンアイ」…True Dataが提供する購買データ可視化ツール。延べ6,000万人規模の購買をもとにしたID-POSデータを搭載　https://www.truedata.co.jp/dolphineye

■「新型コロナウイルス影響下での購買行動分析レポート」について
日用消費財メーカー企業を対象に、新型コロナウイルス影響下におけるドラッグストア・スーパーマーケットの購買金額、カテゴリ別などのデータをまとめた月次レポート「新型コロナウイルス影響下での購買行動分析レポート」を提供しています。

本レポートの抜粋版（ドラッグストア版）はこちらからダウンロードいただけます。
https://www.truedata.co.jp/combat_covid19_report/