- プレスリリース
2020年3月ドラッグストア 購買金額の変化
~前年同月と比べ約3%減少、訪日外国人の多い店舗では4割減少~
ビッグデータマーケティングの株式会社True Data (トゥルーデータ/本社:東京都港区、代表取締役社長:米倉 裕之) は、新型コロナウイルス感染拡大の影響があった2020年3月の全国ドラッグストアにおける購買金額の変化を発表します。全国ドラッグストアの購買情報(POSデータ)をもとに集計しました。
■ドラッグストア全体の購買金額は2.8%減少
全国ドラッグストア※1における2020年3月の1店舗当たりの購買金額は前年同月比2.8%減少しました。 1店舗あたりのレシート枚数が前年同月比6.0%増加した一方で、1レシートあたりの購買金額は8.3%減少しました。新型コロナウイルス感染予防として、マスクや除菌グッズなどの目的商品のみを購入するケースが増えたと考えられます。
■インバウンド購買が多い店舗の購買金額は40.4%減少
当社が集計する店舗のなかからインバウンド購買の多い店舗※2を集計したところ、2020年3月の1店舗あたりの購買金額は前年同月比40.4%減少しました。1店舗あたりのレシート枚数は前年同月比7.4%減少、1レシートあたりの購買金額は35.6%減少しました。日本政府観光局(JNTO)の発表によると3月の訪日外国人数は、約93%減少しています。当社の調査でもインバウンド購買が多い店舗では、ポイントカード等を持たない非会員の購買比率が低下しており、外国人観光客の減少を反映しています。インバウンド購買は国内消費に比べ購買単価が高いため、訪日外国人数の激減により1レシートあたりの購買金額が大きく下がりました。
※1当社が保有する全国ドラッグストアのPOSデータをもとに統計化した購買データ。店舗を特定する情報は含まれておりません
※2全国のドラッグストアにおける店舗情報から、「免税店登録店舗」、「外国人観光客が多く集まる観光エリア」など複数の条件をもとにインバウンド購買の多い100店舗以上を抽出