ヒント1
通常、果物は旬と旬以外の時期とで売上の差が大きくなるものが多いのですが、今回はあえて季節による売上の上下が少ない品目を選びました。年末年始は一時的に売上が少なくなる点が第一に重要なポイントです。そして、それ以外の時期も季節によって多少、売上が上下しており波がありますが、その波は比較的小さく、年間を通して流通している果物であることが分かります。
ヒント2
気温との関係を見ると、少し特殊な傾向が見られます。おおむね25℃をピークとして、それよりも低い温度帯では、気温が高いほど緩やかに売上が伸びる傾向となっている点です。一方25℃よりも高い温度帯では、気温の高低に関わらず売上がほぼ横ばいとなっているほか、6月頃は気温が低いほど売上が伸びる傾向を示しています。
果物は野菜と異なり、料理の具材として用いられることがあまりありません。特定の料理の定番食材であれば、その料理が好んで食べられる季節や温度帯に売上が連動することがあります。しかし、果物はそれ単体で食べることがほとんどです。散布図では売上と気温の間に明確な関係性が見えるので、何らかの理由がありそうですが、季節や気温と売上との関係はそこまで重視しなくてもよさそうです。
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