データ×データの発見クイズ ~常盤勝美のお天気マーケティング【番外編】~ 第27問

こたえと解説

こたえ ・・・ 除湿・乾燥剤

売上がピーク水準で横ばいとなっている5月~10月中旬は、主に本州の太平洋側の地方において、湿度が年間平均水準を上回る時期(つまり湿潤な時期)と一致します。盛夏期に売上が頭打ちになるのは、梅雨が明け晴れる日が多くなることが要因と考えられます。そういった意味では第6問の解答だった「カビ防止剤・カビ取り剤」に似た売上推移となっていますが、年末大掃除に使うものではないため、「カビ防止剤・カビ取り剤」とは異なり、空気の乾燥度が増す年末は売上が減少します。

※抽出データ                                  株式会社True Data「ドルフィンアイ」に搭載されている、「除湿・乾燥剤」カテゴリ(業態:ドラッグストア、期間:2021年1月4日~2023年1月1日、データ抽出日2023年1月10日)の週次の買物指数(買物指数は来店者100万人における購入金額を示す独自の指標)。

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株式会社True Data 流通気象コンサルタント 常盤 勝美
〈プロフィール〉
大学で地球科学を学び、民間の気象会社で約20年にわたりウェザーマーチャンダイジング関連サービスに従事。2018年6月、True Dataへ入社し、気象データマーケティングを推進。著書に『だからアイスは25℃を超えるとよく売れる』(商業界)など。気象予報士、健康気象アドバイザー。