ヒント1
かなり明瞭な売上の季節変動があるようです。11月頃から売上が伸び始め、3月にピークを迎えた後、5月末頃にかけて急速に売上が縮小するサイクルです。ただしそれが気温の影響かというと、必ずしもそうは言い切れない部分もあります。寒い時に売れる商品であれば最も寒さが厳しい1月頃、あるいは寒さのピークに向かう11~12月頃に売上のピークを迎えるのが一般的(図参照)ですが、そうなってはいません。体を温めるメニューや、それに使われる商品ということではなさそうです。
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ヒント2
時系列グラフをよく見ると、7月後半から8月前半あたりにも小さな売上の高まりがあります。この時期は年間で最も気温の高い時期ですが、この頃にもちょっとした需要があるということです。実はこの商品、ある食材とセットで購入されることが多い特徴があります。晩秋頃から売上が伸び始め3月頃にピークを迎える食材、そして真夏の暑い時期に好まれる商品にも関連があるものです。
最後に最大のヒント、この商品は加工食品の分類ですが、より小さな分類単位で言うと、「乳製品」に属します!
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