こたえと解説
こたえ ・・・ うなぎの蒲焼
うなぎの蒲焼です。夏の暑さ対策のスタミナ食としておなじみのうなぎの蒲焼。江戸時代にうなぎ屋からの相談を受け、江戸時代の偉才、平賀源内が「今日、土用の丑の日」というキャッチコピーを考えたともされ、その頃から土用の丑の日にうなぎの蒲焼を食べる習慣ができたと言われています(※諸説あり)。夏バテ対策として、その時期の気候と、からだの状態から生じる食ニーズの関係が理にかなっており、現在に至ってもすっかり定着している食習慣ということができるでしょう。なお、2020年は暦の関係で夏の土用の期間中にもう1回丑の日がありました(8月2日(日))。ただし2回目の丑の日は、うなぎの蒲焼の売上の大きな高まりは見られなかったようです。
※抽出データ 株式会社True Data「イーグルアイ」に搭載されている、「調理済み_焼物_鰻蒲焼」カテゴリ(業態:スーパーマーケット、期間:2020年1月6日~2022年1月2日)の週次の購買指数(購買指数は週別購入金額の当該期間平均値を1としたときの比率)。
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株式会社True Data 流通気象コンサルタント 常盤 勝美
〈プロフィール〉
大学で地球科学を学び、民間の気象会社で約20年にわたりウェザーマーチャンダイジング関連サービスに従事。2018年6月、True Dataへ入社し、気象データマーケティングを推進。著書に『だからアイスは25℃を超えるとよく売れる』(商業界)など。気象予報士、健康気象アドバイザー、地球温暖化防止コミュニケーター。