ID-POS分析は、既存商品の思わぬユーザー層や、相性のよい「買い合わせ商品」を発見するなど、苦労して獲得した棚にその商品を長く定着させるためのヒントを見つけ出します。しかし、多くのメーカーが「複雑なデータ分析をしている時間も人員もない」という課題をお持ちです。
そこで、2月21日に大阪で当社と株式会社大広が共催セミナーを開催し、「根拠にもとづき、売り上げに寄与し、時間をかけず、顧客インサイトを突いたタイムリーな提案に生かすためのデータ活用法」をご紹介しました。
当社からは、データベースマーケティング部 次長である船越 万史が登壇し、「即戦力ビッグデータ!ID‐POSで見る消費の真実」と題して講演しました。船越は、日本におけるID-POSの黎明期であった2007年からID-POS活用のスペシャリストとして活動しています。各種業界団体でのセミナー活動に加えて、実際にデータ活用を行っている企業に対してもさまざまな支援をしております。当日は、誰もが知っている身近な商品を題材に、購買者像をID-POSならではの手法で分析し、実際の商談やマーケティングへ活かしていく方法についてご説明しました。
続いて、当社Eagle Eyeユーザー企業である株式会社メタボリック コンシューマーマーケティング本部 リサーチ担当 担当部長 中村 泰久 様にご登壇いただきました。中村様からは実際のデータ活用事例として、同社のトップブランド商品をテーマに課題の抽出から施策の立案、効果検証までを行い新規購入者を獲得した事例について詳しくご紹介いただきました。
最後に、株式会社大広 チーフディレクター 岸田 誠 氏に加わっていただき、中村様、船越の3名で、商品開発や価格戦略などにおけるID-POS活用のポイントについて、多面的にディスカッションしました。
当日は、幅広い業界の方にご参加いただき、セミナー後には講演者の元に多くの方が質問に訪れるなど、非常に活発なセミナーとなりました。今年もセミナーやブログなどを通して、ID-POSを活用した具体的な活用事例を積極的にご紹介していく予定です。