【ビッグデータマーケティング教育】当社データアナリストが城西大学の学生とドラッグストア店舗を視察訪問

 城西大学、セキ薬品と当社の3者は、4月より、産学連携で城西大学の学生へのビッグデータマーケティング教育を実施しています。(詳細はこちらから)。先日5月18日(木)には、プログラムに参加している城西大学経営学部の学生とともに当社の2名のデータアナリストが「ドラッグストアセキ 武州長瀬店」の店舗視察を行いました。

学生が「レトルト調理品」と「即席めん」の売り場作りを提案
 昨年から始まったこのプログラムでは、学生がビッグデータを活用し、売り上げの拡大を目的にセキ薬品の売り場づくりや店頭販促施策を企画提案します。今年度のテーマは、ドラッグストアの「レトルト調理品」と「即席めん」の売り場作りです。コロナ禍によって1カ所で買い物を済ませるワンストップショッピング化が進み、ドラッグストアでも食品売り場づくりに力を入れる企業が増えていることから、食品コーナーの売り場づくりにチャレンジすることになりました。当社はデータ提供や、データビッグデータマーケティングの手法を活用しデータの読み解き方をレクチャーしています。

学生が実店舗の売り場を訪問
 5月18日、この授業を履修する2年生以上の19人のうち4人と当社から2名のデータアナリストが店舗を訪問しました。売り場担当者の方から売り場などの説明を受けた後、班に分かれて店舗のレイアウトや商品陳列などを視察。視察中に学生はスマホで陳列棚を撮影したり、メモを取るなど情報を収集していました。この日の情報はプログラムに参加している学生とも共有し、今後の授業で、データに基づく売り場の企画づくりを通じて最終報告にまとめていきます。

城西大学でのプログラムを指導する田部准教授のコメント
 量的・質的データから適切に意味を読み取り、説得力のあるマーケティング提案ができるようになることが授業の狙いです。通常の授業ではなかなか触れられない、貴重な現実の販売データを提供していただいています。そうしたリアルなデータを前に、どのような角度から整理すれば課題が明確になるのかといった、探索的思考力を鍛えてもらいます。また課題の解決策を企画する際はその有効性をデータで裏付ける、論理的思考力を育みます。
数字に苦手意識を持たず、データから市場動向を多角的に読み取り、それを客観的な根拠としながらマーケティング提案ができるようになることを期待します。

参加した当社データアナリストのコメント
データアナリスト 野村 幸志郎「参加された学生は、店に来る顧客の視点と店側の視点の両方を持ちながら店舗を視察していました。このプログラムはデータを根拠に売場を提案することをテーマにしています。実店舗を視察することで店側の考えや、顧客が求めることをしっかりと肌で感じてくれていたようです」

データアナリスト 能勢 龍嗣「店舗視察を行ったことで、『この棚(エンド)には季節性の商品が置いてある』『通路の棚から定番棚に移ってもらうにはどうしたらいいか』といった現場の課題を、学生が気付き、理解できたように感じます。データの利活用と店舗視察での経験を活かし、よりよい売り場づくりを提案いただけたらと思います」 

 当社はこれからも、データ人材の育成をめざし、教育機関や企業と連携したビッグデータマーケティングマーケティング教育を推進してまいります。