当社は、2018年の「地方創生☆政策アイデアコンテスト」でTrue Data賞を授賞した愛媛県立松山南高等学校と、データマーケティングに関するワークショップなどを通して継続的に交流しています。同校は、文部科学省認定の「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」で、データ教育に力を入れています。当社は同校の積極的なデータ教育理念に賛同し、データやノウハウの面で支援しています。今回のブログでは2020年7月3日(金)に、ZOOMで開催したワークショップ最終発表会の様子をレポートします。
コロナの影響で発表会が延期に
今年春に予定していたワークショップの最終発表会が新型コロナウイルスの影響で延期となり、先日7月3日(金)にZOOMを使って開催されました。このワークショップは、当社の購買データ可視化ツール「ドルフィンアイ」を使って、ドラッグストアや食品スーパーマーケットの購買データを分析し、自分の仮説を検証していくものです。生徒さんたちは昨年の10月からこの課題に取り組み、プレゼンテーションの準備をしてくれました。
購買データ分析に取り組んだ5名が発表
最終発表会では2年生から3年生まで、合計5名の生徒さんがプレゼンテーションしました。どれも興味深いテーマばかり!発表の一部をご紹介します。
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発表1 「売れるアイスには公式があるのではないか」
「プレミアムアイス」「箱入りのアイス」など、カテゴリ別にランキング上位商品を抽出し、その特徴から、売れるアイスの共通点を考察しました。
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発表2 「牛乳から日本を知る」
身近な「牛乳」をテーマに、年間の売上推移や、気温との関係、売れている商品の特徴などを考察しました。
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発表3 「『ちくわ』と『かまぼこ』売上の差」
ちくわとかまぼこの売上の違いから、その理由をデータで探るとともに、「ちくわ笛」などユニークな実用アイデアとの関係まで考察しました。
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発表4 「豆乳VS牛乳」
ふたたびのブームと言われている「豆乳」と、「牛乳」のデータを比較。「豆乳」の売れ行き上昇の理由を探りました。
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発表5 「頭痛薬」
ご自分も突然の頭痛に悩んだ生徒さんが、頭痛薬の購買と気候要因の関係をデータから考察しました。
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講評&質問タイム!
当社は、データ分析の専門家であるアナリティクス・ソリューション部次長の烏谷正彦と、新卒入社2年目のデータアナリスト野村幸志郎、マーケティング担当の徳田明子の3名が、データ分析の視点などについてアドバイスを行いました。
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最後の講評で烏谷は、「各チームとも、想定を超える、レベルの高い発表たったので、ついつい厳しく質問してしまいました(笑)。大学で行っているワークショップの発表と比べても、遜色ありません。社会に出る前に高校生の時期から仮説を立ててデータで検証する練習ができている、ということは誇れることだと思います。もっとデータを活用して興味を持ったことを追求して欲しいです。」と語りました。
このワークショップの様子は、松山南高校のウェブサイトでも紹介されています。
参加くださった松山南高等学校の皆さん、ありがとうございました!これからも自由で柔軟な発想で仮説を立て、たくさんのデータに触れて成長していっていただけたら嬉しいです。皆さんの今後のご活躍を心よりお祈りしています!