2024年11月21日(木)に東北公益文科大学でプロジェクト型応用演習「POSデータ分析で売場改善」の企画提案発表会が実施されました。この演習は神田直弥 学長・教授,松尾慎太郎 准教授の指導のもと行われ、発表会には株式会社チャンピオン代表取締役社長の高橋芳秋様、山形県酒田市職員の皆さま、当社上席執行役員 越尾由紀、データアナリスト能勢龍嗣、成瀬柊壱が参加しました。
当社は2019年に山形県酒田市とパートナーシップ協定を結んでおり、様々な形で連携しています。
■山形県酒田市とTrue Dataの連携について
2019年6月26日(水)、当社は山形県酒田市とデータマーケティングを活用した地域活性化に向け、パートナーシップ協定を締結しました。データマーケティングを活用し、酒田市内事業者の販路開拓等の事業展開のサポート、教育機関と連携した人材育成、市のオープンデータ等を活用した大手企業の実証実験を行い、酒田市内事業者及び地域の活性化を目指しています。
昨年に続き2回目※となったこの取り組みは東北公益文科大学と、ホームセンター「チャンピオン」、酒田市産業振興まちづくりセンター(サンロク)運営協議会と当社が連携し、地域デジタル人材の育成とデジタル変革による地域事業者の生産性の向上を目指ざすデータマーケティング教育の一環として行われました。この取り組みで当社は統計化した全国購買データや、ビッグデータマーケティングのノウハウを提供しています。
(授業は9月26日から2月3日の期間で実施されます)
※昨年の取り組み内容はこちらからご確認いただけます
(リンク先:https://www.truedata.co.jp/blog/new/20240227)
11月21日に行われた発表会で、学生は日用品や清掃用品、洗剤などのカテゴリ商品を軸に、ホームセンターチャンピオン酒田店の売り上げアップを目指して「年末商戦の売場づくり」の企画・提案を発表しました。
9月26日から始まった授業のなかで学生は、チャンピオン酒田店のPOSデータと、当社が提供した統計化された全国購買データとの比較・分析に加えて、実際に店舗を訪れ店内のレイアウトや商品陳列などを視察し、企画を考えました。第7回目の授業にあたるこの日は、3つのグループが、複数商品を購入してもらえる売場作りや、高機能商品の販促方法、購入個数を増やすための「ついで買い」につながるギフト商品を配置した棚割りなどのアイデアをプレゼンテーションしました。
学生の発表を聞いた関係者は「データを使用した提案には、説得力があった」「ストーリー展開が分かりやすい提案だった」と笑顔で感想を述べていました。また、次のステップに向けた「今回の売場がどのような価値を提供できるのかを考えると良い」「定番の棚との接続や、POP等を用いた販促の工夫を検討してほしい」などのアドバイスを学生たちは熱心に聞いていました。
今後は、チャンピオン酒田店の棚割りを考え、店内で使うPOP作成などで売場を作り、12月中旬より実証実験と効果測定を行います。前回行った取り組みでは、学生が考えた施策棚にある商品全体の売り上げは金額、個数ともに前年同期を大きく超えたことが実証実験のデータからわかりました。今回、学生はどのような売場を作り、どれくらい売り上げをアップさせるでしょうか。2月3日に予定している検証結果報告会が楽しみです。
当社はこれからも、教育機関と連携し、データマーケティング教育を支援してまいります。