当社は、SAPジャパン株式会社のスタートアップ向けアクセラレーションプログラム「SAP.iO Foundry Tokyo」において、2020年下期コホートプログラムで支援する4社のスタートアップに選出され、各種プログラムに参加しました。
このプログラムの一環として、 2020年12月2日(水)と8日(火)に、SAPが主催するイベントに社長の米倉が登壇しました。今回のブログではこのイベントについてレポートします。
2020年12月2日(水) SAP CX DAY 2020
SAPとCX領域のスタートアップとの連携による様々な可能性を紹介するセッションです。 SAP のスタートアップ共創プログラム「SAP.iO」 に参加する4社が登壇しました。 当社の米倉はID-POSを軸に様々なデータを掛け合わせて生活者を理解するデータマーケティング手法について解説しました。
この分野で当社が提供するサービスの名称は「KURASHI360」。2020年7月にリリースした、地域の生活者を多角的に表すビッグデータサービスです。
このデータとSAP Commerce Cloud等のCXデータと連携することで、オンライン・オフライン行動での顧客分析が可能になることなどをプレゼンテーションしました。
2020年12月8日(火)SAP.iO Foundry Tokyo & Bangalore Demo Day ~ Consumer Industries
消費財・小売業界をテーマに、SAP.io Foundry TokyoとBangalore(インド)のチームが成果を報告するイベントに登壇し、SAPとのコラボレーションについて3つの方向性を発表しました。
3つの方向性とは次のとおりです。
- OMOの分析を可能にする取り組み
- SAP HANAでID-POSデータを活用して流通在庫を可視化する取り組み
- オンライン・オフラインの統合顧客データベースを構築し、カスタマーエンゲージメント向上に活用する取り組み
両社のデータは、商品情報や、郵便番号や性別、年代など、個人情報を含まないカスタマーデータをマッチングキーにしてコネクトすることが可能です。イベントでは、化粧品ブランドのECサイトを仮定し、顧客タイプ別のデータから、行動や嗜好など、売上アップの施策につながる購買者の特徴を発表しました。
このイベントは日本語から英語、英語から日本語への同時通訳があり、海外の方も聴講されています。ID-POSを軸にした分析の可能性について、多くの方に知っていただく貴重な機会となりました。
「データと知恵で未来をつくる」をパーパスに掲げる当社は、今後も様々な企業とのコラボレーションを通じて、新時代のデータ活用にチャレンジしてまいります。