流通用語:商品化計画(マーチャンダイジング)【merchandising】
適正な商品を、適正な値段で、適正な時期に、適正な数量を、適正な場所で提供するための計画(いわゆるファイブ・ライト)。科学的な手法をもとにした売れる製品づくり、または適切な品揃え計画のこと。前者はメーカーの立場、後者は流通業者の立場に立ったものであるが、マーチャンダイジングという言葉は流通業者に用いられる言葉である。
B.ウィルソンは『マーチャンダイジング原理』の中で、「マーチャンダイジングとは、適正な商品を、適正な場所へ、適正な価格で、適正な時期に、適正な方法で、適正な状態において提供するマーケティング戦略である」と定義している。アメリカ・マーケティング協会(AMA)は、1948年、「適切な商品を適切な時期に、適切な価格においてマーケティングする計画」と定義している。俗にマーチャンダイジングはファイブ・ライト(5R)とよばれた。
適正な商品(Right Goods)、適正は時期(RightTime)、適正な価格(Right Price)
一般的に
■「ブランド・マーチャンダイジング=商品化計画」(メーカー側が、ブランド開発の段階までを含んで呼ぶ)
■「リテール・マーチャンダイジング=品揃え計画」(リテール側が、仕入れから販売までの活動を指して呼ぶ)
の2種類に分類されることが多い。つまり、商品の企画開発、店舗レイアウトからゾーニングや棚割まで含まれる。