True Dataは、購買ビッグデータを地域経済の活性化に活用していただくため、官民ビッグデータを集約・可視化した「地域経済分析システム(RESAS:リーサス)」(内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局・経済産業省)へデータを提供しています。この「RESAS」を使った政策アイデアコンテスト「地方創生☆政策アイデアコンテスト2019」の最終審査会が12月14日(土)、内閣府中央合同庁舎で開催されました。当社は協賛企業として審査会に出席し、3チームに「True Data賞」を授与しました。
True Data賞を授与したチームをご紹介します。
■高校生・中学生以下の部
地方創生担当大臣賞/True Data賞
岡山県立倉敷商業高等学校 「朝ご飯に商機あり 温羅めし」
観光としてもビジネスとしても来訪者の多い倉敷市をさらに活性化させるため、「地産地消の朝ごはん」に着目した政策アイデアです。現状分析だけではなく、「誰が取り組むか」についてもRESASのデータを活用し、50~60代の転入者への創業支援で定年退職後に岡山でビジネスを始めてもらう仕組みを提案しました。特産のデニム生地で作られた法被をまとい、手書きの巨大なお品書きを広げるなど、視覚に訴えるプレゼンテーション力も素晴らしく、True Data賞に加えて、最優秀賞にあたる地方創生担当大臣賞も受賞しました。
■大学生以上一般の部
優秀賞/True Data賞
武庫川女子大学 「あしやスクラムプロジェクト」
RESASやオープンデータの分析により、平均所得が高い芦屋市は、実は働く場所(事業所)が少なく、特に、子育て世代の女性労働力率が低いという課題を取り上げました。キャリアを継続する母親と子育てに専念する母親の交流の機会がないことから、ワーキングママと子育て専念ママがともに利用する「こども園」をコミュニケーションハブとして機能させ、母親たちが趣味や特技を活かしたさまざまな講座を行う政策アイデアを提案しました。ママ同士の交流や、起業をめざすママの支援に繋げるなどの社会効果を期待しています。
■地方公共団体の部
True Data賞
北海道千歳市役所「チームRESAS」 「千歳から北海道を、そして日本を変える!」
空港の発展とともに街が発展し、道内でも珍しく人口増加を続ける千歳市。しかしRESASのデータを分析したところ、子育て世代の流出や「通過型のまち」であるといった課題が認識されました。これらに対し、英語教育の強化で子育て世代を呼び込み、地方都市と連携したサブスクリプション型の滞在システムで、交流人口の増加をめざす政策アイデアを提案しました。
高校生が地域の企業と開発した商品を持参したり、一緒に取り組んだ漁師さんやご当地ヒーローが登場したり―――最終審査会に登場したチームのプレゼンテーションはどれも個性的ですばらしいものでした。改めて、受賞された皆さん、おめでとうございます!発表された政策アイデアの実現を、心から願っております。
True Dataはこれからも、データマーケティングを通して、地域経済の活性化に貢献してまいります。